## 第2章|美容師として歩きはじめた日々
20歳頃から、化粧もできない。
アクセサリーもつけられない。
そんな私でしたが、美容師になってからは、
**髪のおしゃれだけは思いきり楽しんでいました。**
髪を明るくしたり、
いろいろな色に染めたり、
パーマをかけたり。
カラーの勉強もたくさんして、
自分の髪でも何度も試しました。
その時々で髪型を変えて、
いろいろなスタイルに挑戦する。
若い頃の私にとって、
それが「おしゃれ」だったんだと思います。
そして何より、
美容師だからこそできる髪のおしゃれが
本当に楽しかったんです。
仕事が終わってからも、
みんなで集まってカットやカラーの練習。
もっと上手くなりたい。
もっといろいろな技術を覚えたい。
もっといろいろなヘアスタイルを作れるようになりたい。
美容師の仕事が大好きでした。
でも、その一方で、
身体には少しずつ変化が出ていました。
カラーをすると、
頭皮がヒリヒリする。
痒くなる。
かぶれる。
私の場合は、ひどい時には膿が出るほどで、
本当に痛くてつらいこともありました。
仕事では毎日のように
カラー剤やパーマ液、ブリーチ剤を扱います。
手荒れもずっとありました。
爪のまわりが切れたり、
指先がひび割れたり。
それでも当時の私は、
**「美容師なんだから、これくらいは仕方ない」**
そう思っていました。
そして、これは私だけではありませんでした。
一緒に働いていたスタッフにも、
手荒れや皮膚のトラブルに悩んでいる人がいました。
症状がひどくなり、
ステロイドを塗りながら仕事をしていたスタッフもいました。
男性スタッフの中には、
皮膚の症状が身体にまで広がっても、
薬を使いながら働いていた人もいました。
それでも当時は、みんな
**「仕事だから仕方ない」**
と思っていたんです。
今になって振り返ると、
「そこまでして薬剤を使い続けることが、
本当に当たり前だったのかな?」
と思います。
でも、その頃の私は、
まだそんなふうには考えていませんでした。
頭皮がヒリヒリしても、
顔まわりが痒くなっても、
「おしゃれをするためだから仕方ない」
と思っていました。
カラーもしたい。
パーマもしたい。
もっと技術を覚えたい。
もっといろいろな髪型を楽しみたい。
つらさよりも、
**髪を変えることが好き、美容師の仕事が好き、という気持ちの方がずっと強かったんです。**
そして若い頃は、
髪が傷んでも時間が経てば
なんとなく元に戻っているようにも感じていました。
だから、この頃の私はまだ、
カラーやパーマをやめようなんて
まったく思っていませんでした。
むしろ、
**これからもずっと髪のおしゃれを楽しんでいく。**
そう思っていました。
ところが——
40歳頃になると、
少しずつ今までとは違う変化を
自分の髪に感じ始めます。
白髪が増える。
髪の艶がなくなる。
まとまりにくくなる。
そして何より、
**「あれ? 今までみたいに髪が戻らない……」**
若い頃には感じなかった変化でした。
この頃はまだ、
この経験が後に私の美容に対する考え方を
大きく変えていくとは思っていませんでした。
髪を「染める」「形を変える」ことを楽しんでいた私が、
少しずつ**「髪そのものをどうしたらきれいにできるんだろう?」**と考え始めるきっかけになります。
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### 私の美容ストーリー 全10章🌿
1章 20歳、化粧もアクセサリーもできなくなった
2章 美容師として歩きはじめた日々
3章 40歳、自分の髪の変化に悩んだこと
4章 お客様の髪が教えてくれたハーブケアとの出会い
5章 良くなる人、変わりにくい人。その違いを知りたくて
6章 身体を知りたくて、漢方を学びはじめる
7章 前半 湿疹をきっかけに、身体のこれまでを振り返る
7章 後半 蜂蜜とPUFAフリーで、身体と向き合い直す
8章 メディカルハーブを学び、自分でブレンドする美容へ
9章 ヘナとの出会いが広げてくれた可能性
10章 今、私が届けたい「髪を老けさせない美容」
### 次回、第3章へ
**「40歳、自分の髪の変化に悩んだこと」**
白髪が増えたこと以上に、
私が気になり始めたのは
**髪の艶がなくなり、以前のように戻らなくなってきたことでした。**
第3章へ続きます🌿
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