ヘアオイルは髪を守る?「オイル=油」と考えてみてほしい理由☆

query_builder 2026/07/12
ヘアオイルは髪を守る?「オイル=油」と考えてみてほしい理由☆

ヘアオイルは髪を守る?「オイル=油」と考えてみてほしい理由

髪が広がる。
毛先がパサつく。
湿気でまとまらない。

そんなとき、手軽に使えるのがヘアオイルです。

オイルをつけると、髪の広がりが落ち着き、手触りがよくなり、ツヤも出ます。髪が一瞬できれいになったように見えるため、毎日のように使っている方も多いのではないでしょうか。

けれど私は、38年間美容師としてお客様の髪を見てきた経験から、乾燥している髪にオイルだけを重ね続けることには、少し注意してほしいと思っています。

「ヘアオイル」という言葉には、髪を守り、きれいにしてくれそうなイメージがあります。

しかし、日本語にすると「油」です。

今回は、髪の乾燥とオイルについて、お客様との会話形式でお話ししてみたいと思います。


「オイルをつけると、髪がきれいになりますよね?」

お客様

髪が広がるので、毎日ヘアオイルをつけています。

つけると毛先がまとまって、手触りもよくなります。ツヤも出るので、髪によいものだと思っていました。

美容師

確かに、オイルには髪の表面をなめらかに見せる働きがあります。

髪につけると、

・広がりが収まりやすくなる
・毛先がまとまりやすくなる
・摩擦を抑えやすくなる
・指通りがよくなる
・ツヤが出る

という変化を感じることがあります。

そのため、オイル自体がすべて悪いということではありません。

ただし、ここで知っておいてほしいのは、オイルをつけてツヤが出たことと、髪の内部が潤ったことは同じではないということです。

オイルは主に髪の表面を覆います。

その膜によってキューティクルが整ったように見え、一時的に手触りやツヤがよくなります。

しかし、髪の中に水分が補われたわけではありません。


ダメージした髪は、水分を保ちにくくなっています

お客様

では、髪がパサついているときにオイルをつけても、保湿にはならないのですか?

美容師

オイルには、髪の表面を覆って水分の蒸発を抑える役割はあります。

ただし、オイルそのものが髪に水分を与えてくれるわけではありません。

ダメージした髪は、キューティクルが乱れたり、髪の内部の成分が流出したりすることで、水分を抱え込む力が弱くなっています。

そこへオイルだけを重ねても、髪の内部に必要な水分やケア成分が補われるわけではないのです。

たとえば、乾いたスポンジの表面を油で覆ったとします。

表面はしっとり見えるかもしれませんが、スポンジの中まで水分が入ったわけではありません。

髪も同じように、表面に油膜ができることでツヤは出ても、洗い流したあとの髪は乾燥したままということがあります。

場合によっては、油膜が何層にも重なることで、水分やトリートメントなどのケア成分が髪になじみにくくなる可能性もあります。

大切なのは、まず髪の内側の乾燥に目を向けることです。


「オイル」と聞くときれい。でも日本語にすると「油」です

お客様

でも「ヘアオイル」という名前だと、髪によさそうに感じます。

美容師

そうなのです。

「オイル」と聞くと、

美容によさそう
天然でやさしそう
ツヤが出そう
髪を守ってくれそう

という、きれいな印象があります。

しかし、日本語にすると「油」です。

もちろん、食用油と化粧品のヘアオイルは同じ商品ではありません。化粧品には髪になじみやすいように処方された成分も使われています。

それでも、油性の成分であることに変わりはありません。

油は水では簡単に流れません。

そのため、種類や使用量、シャンプーとの相性によっては、髪に残りやすくなることがあります。

私は自分自身でも、以前は髪の広がりを抑えるためにオイルを使っていたことがあります。

使い始めは、髪がまとまり、手触りもよくなり、きれいになったように感じました。

しかし長期間使っていると、髪に油分が蓄積し、シャンプーをしてもなかなか落ちない状態になることがありました。

38年間お客様の髪を見てきた中でも、オイルを毎日重ねている髪には独特の重さや硬さを感じることがあります。

濡れていると重たい。
シャンプーをしてもすっきりしない。
毛先はベタつくのに、乾かすとパサつく。
トリートメントがなじみにくい。
髪が束になり、動きが出にくい。

表面に油分があるから、一見ツヤはあります。

しかし、その油分を落としたあとの髪は、乾燥したままということがあるのです。



髪につけたオイルも、少しずつ酸化します

お客様

髪につけたオイルは、ずっと同じ状態で残っているのですか?

美容師

いいえ。

植物オイルは、空気・紫外線・熱などに触れることで少しずつ酸化します。

「酸化する」というのは、単に古くなるということではありません。

油の性質そのものが、少しずつ変化していくということです。

酸化が進むと、

においが変わる
粘りが出る
重たくなる
ベタつきやすくなる
落としにくくなる

といった変化が起こる可能性があります。

髪につけたオイルも、塗った瞬間のきれいな状態のまま、ずっと髪に存在するわけではありません。

空気や紫外線に触れ、ドライヤーや外気の熱を受けます。

さらに髪の上では、


皮脂
湿気
ほこり
洗い流さないトリートメント
ワックスやスプレーなどのスタイリング剤

と混ざり合っていきます。

そこへ翌日、さらに新しいオイルを重ねる。

この繰り返しによって、古い油分の上に新しい油分が重なることがあります。

特に梅雨や夏は、湿気で髪が広がりやすくなります。

汗もかくため、朝つけたオイルが汗や皮脂と混ざります。それでも髪が広がるからと、昼や夕方にもう一度オイルを足してしまう方もいらっしゃいます。

その場ではまとまって見えても、髪にはさまざまな成分が重なっているかもしれません。



酸化しやすさは、オイルによって違います

お客様

すべてのオイルが、同じように酸化するのですか?

美容師

いいえ。オイルによって酸化のしやすさは違います。

主に、

脂肪酸の構成
精製や製造方法
光や熱への当たり方
開封後の期間
保存容器
保管場所

などによって変わります。

一般的に、不飽和度の高い植物油は酸化しやすい傾向があり、比較的安定した脂肪酸を多く含む油は酸化しにくい傾向があります。

ただし、「酸化しにくい」ということは「酸化しない」という意味ではありません。

酸化しにくいオイルであっても、長時間空気に触れ、紫外線や熱を受ければ少しずつ変化します。

ここで分けて考えたいのが、

酸化しやすいかどうかと、
髪に残りやすいかどうかです。

酸化のしやすさは、主に脂肪酸の構成や光、熱、保存状態によって変わります。

一方、髪への残りやすさは、水へのなじみやすさ、使用量、使用頻度、シャンプーとの相性などによって変わります。

酸化しにくいオイルだからといって、髪に残らないとは限りません。

反対に、水になじみやすく洗い流しやすい処方のオイルであっても、まったく酸化しないわけではありません。

つまり、「どのオイルなら安全か」という名前だけの問題ではなく、どのような成分を、どのくらいの量で、どのように使っているかが大切なのです。


太陽の熱で、髪が揚げ物のように焼けるの?

お客様

オイルをつけて日光に当たると、髪が揚げ物のように焼けると聞いたことがあります。

美容師

オイルを塗ったからといって、太陽の熱で髪がフライパンの上のように焼けるわけではありません。

この表現は少し大げさです。

オイルの種類によっては、摩擦を減らしたり、髪の水分蒸発やタンパク質の流出を抑えたりするものもあります。

ただし、だからといって「オイルをたくさん塗れば、紫外線から髪を守れる」というわけではありません。

植物オイル単独の紫外線防御力は安定しておらず、髪用の日焼け止めの代わりにはなりません。

乾燥した髪にオイルをたっぷり塗り、長時間強い日差しを浴び、帰宅後も十分に洗い流さない。

このような使い方では、オイルの酸化や蓄積によって、ベタつき、におい、重さ、ゴワつきにつながる可能性があります。

「オイルで髪が焼ける」というより、

オイルは髪に水分やタンパク質を補うものではなく、種類や量、使い方によっては、酸化や蓄積、重さにつながる

と考えるほうが正確です。

日中の紫外線対策には、オイルだけに頼らず、帽子や日傘、UVカット表示のあるヘアミストなどを使うほうがよいでしょう。


精油入りのヘアオイルなら、天然だから安心?

お客様

植物の精油が入ったオイルなら、天然なので髪や頭皮にやさしいのでしょうか?

美容師

「天然だから誰にでも刺激がない」とは限りません。

まず、精油と植物オイルは別のものです。

椿油、マカダミアナッツ油、ホホバ油などは、脂肪酸を主体とした油性成分です。

一方、ラベンダー精油、ローズマリー精油、オレンジ精油などは、植物の香りを構成する揮発性の芳香成分です。

「精油」という名前に油が入っていますが、一般的な植物油とは性質が異なります。

精油は、種類、抽出方法、配合濃度、保存状態によって刺激性が変わります。

特に一部の柑橘系精油には、紫外線に注意が必要なものがあります。

たとえば、果皮を圧搾して得られたベルガモット、レモン、ライム、ビターオレンジなどの一部には、光毒性を起こす成分が含まれる場合があります。

皮膚についた状態で紫外線を浴びると、赤みや刺激、色素沈着などにつながる可能性があります。

髪そのものよりも、

生え際
耳の後ろ

顔まわり

などの皮膚に付着した状態で、日光を浴びることへの注意が必要です。

また、精油に含まれるリモネンやリナロールなどの香り成分は、開封後に空気や光に触れて酸化します。

酸化すると、肌への刺激やアレルギー反応を起こしやすくなる場合があります。

精油入りだから悪いということではありません。

化粧品として適切な濃度で配合され、正しく保存・使用されていれば、香りを楽しむこともできます。

しかし、

どの精油が入っているか
どのような方法で抽出されたか
光毒性に配慮されているか
頭皮用か毛先用か
開封してからどのくらい経っているか

まで確認することが大切です。

精油は、髪に水分を与えるための成分ではありません。

「天然の香りが入っているから保湿力が高い」とは限らないのです。


比較的酸化しにくいマカダミアナッツオイルは?

お客様

マカダミアナッツオイルは、髪によいと聞きました。

美容師

マカダミアナッツオイルは、植物油の中では比較的酸化しにくく、髪になじませやすいオイルといわれています。

オレイン酸やパルミトレイン酸などの一価不飽和脂肪酸を多く含み、髪につけると表面をなめらかにして、摩擦や広がりを抑えやすくします。

そのため、

毛先のパサつきを一時的に抑える
指通りをよくする
ツヤを出す
広がりを抑える

という目的には使いやすいでしょう。

ただし、マカダミアナッツオイルも、髪の内部に水分やケラチン、アミノ酸を補うものではありません。

比較的酸化しにくいからといって、たくさんつけても大丈夫という意味でもありません。

特に細毛や軟毛、ボリュームが出にくい髪では、つけすぎると髪が重くなり、根元がペタンとしたり、毛先が束になったりすることがあります。

使うのであれば、まず髪に水分や必要なケア成分を補い、最後に毛先へごく少量だけ使う。

この順番が大切です。


私が一番伝えたいのは「まず保湿」ということ

お客様

オイルを使わないほうがよいのでしょうか?

美容師

私は、すべてのオイルを否定しているわけではありません。

髪質や状態によっては、ごく少量のオイルが摩擦を抑え、毛先を扱いやすくしてくれることもあります。

ただし、オイルを使う前に、まず考えてほしいのが保湿です。

髪が広がるからオイル。
毛先がパサつくからオイル。
湿気でまとまらないから、さらにオイル。

このように油分だけを重ねても、髪の内側の乾燥は変わらないことがあります。

ダメージした髪に必要なのは、油膜で隠すことだけではありません。

水分を補うこと。
水分を保ちやすい状態に整えること。
髪に必要なケア成分をなじませること。
毎日のシャンプーやお手入れ方法を見直すこと。

まず、ここを大切にしてほしいと思っています。

私はシルク由来の成分を使ったヘアケアをおすすめしていますが、それも単に表面へツヤを出すためではありません。

髪の主成分であるタンパク質と相性のよい成分を補いながら、髪を乾燥から守り、しなやかな状態へ整えていくことを重視しています。

必要な水分やケア成分を補ったうえで、どうしても毛先の摩擦や広がりが気になるときに、必要な部分へ必要な量だけ油分を使う。

オイルは、髪を整える最後の仕上げとして考える程度でよいのではないでしょうか。



洗ったあとの「素の髪」を見てみてください

オイルをつけているときだけツヤが出る。
オイルをつけているときだけまとまる。
洗うと、またパサつきや広がりが戻る。

この状態が続いているなら、髪の内部の乾燥やダメージが、油膜で隠れているだけかもしれません。

オイルを使ってはいけないのではありません。

ただ、髪が乾燥している理由を考えず、毎日油だけを重ね続けることには注意が必要です。

「ヘアオイル」というきれいな名前ではなく、髪に油を塗っていると一度想像してみてください。

油は、水ではありません。
油は、髪の内部を補修するタンパク質ではありません。
油は、時間とともに少しずつ酸化します。
そして使い方によっては、髪に蓄積することがあります。

38年間、お客様の髪を見続けてきた美容師として、私は一時的なツヤよりも、洗ったあとの髪が軽く、しなやかであることを大切にしています。

髪の広がりやパサつきが気になるときは、まずオイルで隠すのではなく、

「今の髪は、水分を保てているかな?」
「シャンプーやケア剤が髪に合っているかな?」
「油分を重ねすぎていないかな?」

と、髪の状態を見直してみてください。

オイルで抑えるケアから、水分を保てる髪へ。

ツヤとは、油で光らせることだけではありません。

髪の中が整い、表面が自然になめらかになることで生まれるツヤを、私は大切にしたいと思っています。





髪と肌に共通していること

ここまで、髪につけるオイルについてお伝えしてきました。

けれど、髪につけたオイルは、髪だけに触れているとは限りません。

毛先につけたつもりでも、

生え際
頭皮
顔まわり
耳の後ろ

などに触れることがあります。

汗をかけば、髪につけた成分が顔や首へ触れることもありますし、枕やタオルを通して肌につくこともあります。

だから私は、髪につけるものも、肌に触れる可能性まで考えて選ぶことが大切だと思っています。

髪用だから、肌への負担は考えなくてもよい。
毛先用だから、どんな油分や精油が入っていてもよい。

そうではありません。

髪へのツヤや手触りだけでなく、肌に触れたときの刺激や、酸化したときの変化まで考えて選びたいものです。

髪と肌は、同じ構造ではありません。

髪は角化した細胞でできており、肌のように自ら代謝したり、皮脂をつくったりすることはできません。

けれど、髪と肌のケアには共通していることがあります。

それは、水分が不足しているところへ油分だけを重ねても、根本的な保湿にはならないということです。

髪の場合は、表面がツヤやかに見えても、洗うと毛先が乾燥したままということがあります。

肌の場合も、油分を塗った直後はしっとり見えても、肌自身が水分を保てる状態に整っていなければ、乾燥感が残ることがあります。

油分には、水分の蒸発を抑えたり、摩擦や外部刺激から守ったりする役割があります。

しかし、油分そのものが水分になるわけではありません。

髪にも肌にも大切なのは、

まず水分を補うこと
水分を保ちやすい状態に整えること
必要な成分を補うこと
最後に必要な量の油分で守ること

という順番です。

肌は、自分でバリアをつくる力を持っています

本当に理想的なのは、肌自身が水分を保ち、自分の皮脂や汗、皮膚常在菌とともに、自然なバリアをつくれる状態です。

肌のバリアは、外から塗るオイルだけでつくられているわけではありません。

角質細胞
天然保湿因子
細胞間脂質
皮脂

皮膚常在菌

などがバランスよく働くことで、肌は乾燥や外部刺激から自分を守っています。

皮脂が多ければよいわけでも、常在菌が多ければよいわけでもありません。

大切なのは、肌自身が必要な皮脂をつくり、水分を保ちながら、バランスのよい状態を維持できることです。

外から油分を重ね続けるよりも、肌自身が持っている保湿力やバリア機能を支えること。

私は、そこを大切にしたいと考えています。


紫外線だけを悪者にしない

若い頃は日焼けをしても、しばらくすると肌色が戻った経験がある方も多いと思います。

紫外線を浴びると、肌は自分を守るためにメラニンをつくります。

その後、肌の代謝が整っていれば、メラニンを含んだ表皮の細胞は少しずつ押し上げられ、表面へ移動していきます。

ところが、年齢や乾燥、炎症、酸化ストレスなどが重なると、肌の入れ替わりがゆっくりになり、色素がとどまりやすくなることがあります。

つまり、紫外線を浴びたことだけで、必ずシミになるわけではありません。

紫外線はきっかけの一つですが、そのあとに、

肌が潤いを保てるか
炎症を長引かせないか
酸化に負けにくい状態を保てるか
古い角質や色素を含む細胞を送り出せるか

という、肌自身の状態も関係しています。

だから私は、紫外線だけを悪者にするのではなく、肌に何を塗っているか、その成分が日差しや熱、空気に触れたときにどう変化するかまで考えることが大切だと思っています。

髪につけたオイルも、肌に塗ったオイルも、塗った瞬間の状態のままではありません。

空気や紫外線、熱に触れ、汗や皮脂、化粧品などと混ざりながら変化していきます。

髪用だから大丈夫。
天然だから安心。
オイルだから保湿になる。

そう決めつけるのではなく、髪にも肌にも、今の状態に本当に必要なものかを見極めたいですね。




長年、髪と頭皮を見てきて感じること

38年間、お客様の髪と頭皮を見てきて感じるのは、毎日何を使っているかによって、髪や頭皮の状態には少しずつ違いが現れるということです。

洗浄力の強いシャンプーや、油分・被膜感の強いトリートメント、ヘアオイルを長く重ねている髪には、

髪がガサガサと硬く感じる
洗ったあとも重さが残る
乾燥するのにベタつく
何かをつけなければまとまらない
オイルやトリートメントが手放せない

といった状態が見られることがあります。

髪の表面を油分や被膜で整え続けると、つけている間はツヤやまとまりが出ます。

けれど、それを洗い流したあとの髪は乾燥したままで、また何かをつけなければ落ち着かない。

そうして、さらにオイルやトリートメントを重ねる。

この繰り返しによって、髪本来の状態が分かりにくくなっていることがあります。

頭皮にも同じような変化を感じることがあります。

皮脂やスタイリング剤、シャンプーやトリートメントなどが残りやすい頭皮では、毛穴まわりが黒っぽく見えたり、地肌がくすんで見えたり、毛穴が目立って感じられたりすることがあります。

もちろん、頭皮の色や毛穴の見え方には、皮脂量、血行、乾燥、紫外線、体調など、さまざまな要因が関係します。

それでも、毎日使用するものを見直したことで、頭皮や髪の状態が変わっていく様子を、私は長年の仕事の中で何度も見てきました。

一方で、水分を保つことを大切にしたケアを続けている髪は、触ったときに硬さが少なくなり、もっちりとした柔らかさが出てきます。

髪の表面だけを油分で光らせるのではなく、洗ったあとの素の髪にも、しなやかさや軽さを感じられるようになります。

頭皮も、余分なものを残さず、乾燥させないように整えていくことで、白くみずみずしい印象になり、毛穴まわりもすっきりと見えるようになることがあります。

私が大切にしているのは、

何かをつけなければ落ち着かない髪ではなく、洗ったあとの素の髪が柔らかく、しなやかであること。

そのためには、油分で覆うことよりも、まず水分を保てる状態へ整えることが必要だと考えています。



私がシルク化粧品を選んでいる理由

私が現在、シルク化粧品をよいと考えているのは、油分だけで表面を覆うのではなく、シルク由来のアミノ酸やタンパク質成分を補いながら、保湿と保護の両方を考えられるからです。

髪にも肌にも、

水分を保つこと
アミノ酸を補うこと
表面をやさしく保護すること

この3つを一緒に考えられるところに魅力を感じています。

油分だけで膜をつくるのではなく、まず潤いを支え、そのうえで必要な保護をする。

髪を何かで押さえ込むのではなく、洗ったあとの髪そのものが、柔らかくしなやかに整っていくこと。

頭皮も、余分な油分や被膜を重ねるのではなく、乾燥させず、健やかな状態を保つこと。

今の私には、この考え方が髪にも肌にも、いちばん自然だと感じています。



最後に

髪につけるものと肌につけるものは、使用目的も処方も異なります。

けれど、髪につけたものは、顔や首、頭皮、手にも触れる可能性があります。

だからこそ、髪への手触りやツヤだけでなく、肌への負担や酸化、蓄積まで考えて選ぶことが大切です。

髪も肌も、まずは水分を保てる状態へ。

そのうえで、必要なものを、必要な量だけ補う。

表面を油で光らせることよりも、

洗ったあとの髪が、何もつけなくても軽くしなやかであること。

頭皮や肌が、余分な油分で覆われなくても、みずみずしく健やかであること。

それが、38年間お客様の髪と頭皮を見てきた私が、今いちばん大切にしている美容の考え方です。





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